YUKIRICO's Kirie Aquarium

日々のこと、制作のこと、気ままに綴る日記

ひたすらに歩く

予定があって、久しぶりに東京にいってきました。

 

行くたびに思うのですが、東京の本屋さんってすごいですよね。

アート関係の本がこんなにたくさん置いてあるなんて、本当にスペシャルです。

 

東京に住んでいる方は、なんてうらやましい環境なんだろうと思います。

 

わたしが住んでいるところは、周りが山や畑ばかりの田舎なので、慣れない都会の空気は独特に感じます。

都会と田舎、どちらも一長一短ですよね。

 

夜は友人と、新橋でハシゴ酒をしました。

送迎を気にしなくていい環境って、素敵です。

楽しかった。

 

東京都美術館伊藤若冲の企画展を開催していたのに、時間に追われて行くことができなくて、残念でした。

伊藤若冲の作品は、色や構図がとてもきれいで、考えさせられます。

 

いろいろな方のいろいろな作品をみて、勉強したいと思うし、モチベーションをあげたいと思うし、インスピレーションがあるかもしれないし、刺激を受けるかもしれないし…そういう機会を大切にしたいです。

 

最近のわたしの創作活動は、求めれば求めるほど、離れていくような感覚がずっとしていて、困ったな、と思っていました。

でも、東京に行って、周りを少し見てみたら、視界がちょっと晴れたような気がしています。

 

よし、そろそろ、とりかかろう。

 

 

 

 

 

 

もう初夏のにおい

息抜きの小さい切り絵。

 

 

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もう散ってしまったけれど、近所に咲いていた花桃ツツジ

印象的だったので、切り絵にしました。

考えているイメージどおりにつくるのはむずかしいですね。

なんていうんだろう、やってもやっても渇いていくばかり、という感じです。

まだ色をつけてないので、未完です。

 

でも、小さい切り絵は息抜きでやっているので、だからなのかな、いつもとても楽しいし、幸せです。

 

 

昨夜は家でたこ焼きパーティーでした。

 

朝方まで続きましたが、もう最近は0時を超えると、いろいろつらいです。

若さって偉大ですね。

朝まで遊んでいても、元気だったあの頃がなつかしいです。

 

わたしは、本当に心を許せる友人が1人しかいないのですが、その子が旦那さまの転勤でタイに行ってしまいます。

そこで、共通の友人と送別会を企画して、たこパに至ったのですが、なんだか本当にしみじみさみしく感じてしまいました。

でも、なかなか会えないけれど、今は海外でも連絡がとりやすいから、大丈夫だと信じています。

 

年内には一度、タイに遊びに行くので、それを楽しみにがんばろう、と思いました。

 

友人となかなか会えないなんて、そんなのは当たり前なのに、いい年して、情けないと思うのですが、仕方ない。

 

 

 

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たこ焼きは思いのほかおいしくできて、びっくりしました。

 

 

 

 

 

人は自分のためだけにはがんばれない

先日、少し遠出してきました。

 

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信州の姨捨の棚田。

早朝に行きました。

観光地ですが、とても落ち着いていました。

粛々と作業されている地元の方を見ていると、不思議と力強く、穏やかな気持ちになりました。

 

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いま大河ドラマで話題上田城跡。

ものすごい人でした。

お祭り!?というくらいのにぎわいで、すごかったです。

さすが、ホットスポット

 

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やぐら、素敵でした。

 

このあと、目的地の安曇野に行き、知り合いと合流して、松本市へ行きました。

 

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松本城

ものすごい貫禄。これは攻めこむのが大変だろうな、と思いました。

 

日帰り、というか夜に出て、車中泊だったのですが、なかなかの弾丸ツアーでした。

 

安曇野で、いわさきちひろ美術館にも行きました。

行ってよかったと思える、素敵な美術館。

 

以上、旅行記でした。

 

最近、痛感していることがあります。

 

人間は、自分のためにがんばるのは限界がある、ということ。

誰かのためになら、どこまでもがんばれる。

 

よく言われていることだけれど、「ふーん」と思っていました。

でも、最近、しみじみそれを感じました。

 

わたしはなんのために切り絵をやってるんだろう。

誰かのためになるわけでもないし。

自分の自己満足のためにやっているだけなんだろうな。

目標はあるけれど、それが必ず誰かのためになります、という保証なんてないし。

むなしくなってきた。

 

というネガティブな感情にとらわれてしまう。

 

いや、実際、誰のためにもなってない。

 

それでも、やる。けれど、なんだか、むなしい。

 

例えば仕事なら、必ず誰かのためになっているから、すごいことですよね。

でも、趣味の創作って、自分のためにだけ。

 

悩ましいです。

 

そうは思っても、けっきょくやるのに変わりないのですが、なんだか気づいてしまうと、悲しいものですね。

 

そんなことをつらつらと考えてしまいました。

 

 

 

 

切り絵で螺鈿風バースデーカード

旦那さまの誕生日が近いので、こっそりバースデーカードをつくってみました。

2時間もあればできてしまうので、気軽にできます。

 

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彼はギターが好きなので、海のギターにしました。

 

らでん風、と書くと、全然ちがう!と怒られてしまうかもしれません。

ごめんなさい。

 

先日、伝統工芸の螺鈿細工を初めて知りました。

もう、キラキラ、ときめいてしまいました。

螺鈿細工、美しいですよね。

 

ものすごくやってみたくなったのですが、材料をそろえるとなるとハードルが高いかな、と思いとどまって。

いつもやっている切り絵でどうにか、らでん細工風にできないかと考え、やってみました。

 

100均のオーロラ折り紙を使用しました。

 

調べてみたら、螺鈿細工は、今は気軽にできるように貝シートや漆のようなニスもあるそうです。

 

職人の方の作業風景は、テレビの画面越しにみていても心を打たれました。

ものすごく静謐な時間。

着々と表現される幻想的な世界。

 

偶然の出会いでしたが、久しぶりにわくわくするような、あの素敵な感覚を味わいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

白か、黒か

意外だね、と言われました。

 

白と黒の、コントラストのはっきりとした世界を表現しているのが。

 

自分でも、たしかに、と思いました。

 

わたし、日常生活ではグレー大好きです。

何事も、あいまいにしたがる。

人間関係とか、思考とか。

自分のなかで、結論をできるかぎり後回しにしたいんだろうな、と思います。

 

だから、コントラストの最もはっきりとした世界に惹かれているのが、自分でも不思議です。

 

自分にないものだから、求めてしまうのかも。

 

言われて、初めて気づきました。

自分では思いもよらないことを言ってもらえることは、ありがたいことですね。

 

とても勉強になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

楽しいと思ったことはわずかしかない

作業中は、いろいろ考えてしまうし、納得できないと苦しいし。

でもそれは、好きだからいろいろ考えてしまうんだろうな、と思います。

 

楽しいとは思えないけれど、好き。

好きって、複雑で、不思議ですね。

 

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作業中の作品の一部分です。

まだ3分の1も終わってない。

まだまだ先は長いです。

完成したら全体をのせたいと思います。

ずーっと作業していれば数日で終わるはずなのですが、そういうわけにもいかなくて、遅々としたペースです。

でも、この作品は、練習でもあり実験でもあるものなので、早く終わらせて、本命の下書きにはいりたいなぁと思っています。

下書き、あれやこれやと悩んでしまってすごく時間がかかってしまうので、同時進行の方がいいのかも。

 

まあ、あせらず、地道に。

 

切り絵をはじめて4ヶ月目。切り絵、思いのほか、惹かれてしまいました。

 

まだまだ切り絵でやってみたいことがたくさんあって。

重ねたり、プラ板をつかってみたり、紙をいろいろ変えてみたり、ものすごい大きいサイズの作品をつくってみたり。

 

カタチにとらわれず、いろいろとやってみて、自分だけの切り絵の世界を探してみたいです。

 

その境地には、まあ、10年はかかりそうです。

 

気が急くのをおさえて、マイペースに進んでいきたい。